2016年07月01日

聖徳太子憲法を読む 車の司道 政家憲法 第十二条

車の司道 政家憲法 第十二条

『主上政を為すは、仁に止めて我れを無となせ。
學ぶに、天の度、地の行、人の法を以てし
之に理て、吾が先皇の蹟を践み、臣を先賢の蹟に導き、
天の天下を安んじ、
天の兆民を樂くす。
天は自ら御し無為に歸らん。
かく虚莫を御すれば王道隆えん。』

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このあとの永六輔さんの御様子については、次回に。

また、来週金曜日に更新いたします。

2016年06月24日

聖徳太子憲法を読む 日の主道 政家憲法 第十一条

日の主道 政家憲法 第十一条

『叛乱の本は國の乏しさと、民の貧しさあり。
國を乏しくし、民を貧しうするはこれ財を官庫に秘し
米を官蔵に蝕しむるにあり。
夫れ、蓄欲の國に住まんよりは寧ろ驕誇の國に住まわむ。
蓄欲の世には貸上って都宮に隠れ、驕誇の世には貨下って
郷扉に流る。
富める民は、己の躬、子孫の樂さを惜む。
故に、愼みて制命を畏れるも、貧しき民は恨みて
我れ尚、惜しむに足らずとなす。なんぞ制命を畏れむや。』

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「人の誇りに生きよ。特に上に立つ政治家は……」ですと!
本当に、声を大にして”頼みますよ!”と言いたい私達、ですよね。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。

2016年06月17日

聖徳太子憲法を読む 花の事道 政家憲法 第十条

花の事道 政家憲法 第十条

『米粟を多くする本は、之れ五事の非無きにあり。
これ、君に畜臣無く、民に遊族無く、
國に荒圃無く、政に苛性無く、祭に悋修無きことをいうなり。
畜臣を要るときは廻寶を促り。
遊族を置くときは殻功を費す。
荒圃を捨るときは田畠を徴す。
苛制を下すときは逋れて耕す。
悋修を行うときは風雨に変む。
焉んぞ米粟多からんや。』

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『腹黒い役人を用いると、国に通用する財宝を、自分の倉にばかり集め…』ですって。
そんな人、多く、思い当たるところ、ありますねぇ。

『荒地を放っておけば 田畑少なく、厳しい法律を出せば、人民は逃げて耕さず…』
放っておかざるを得ない農地、の問題もありますねぇ。

太子憲法の条文は、「そうしないと、人間社会というものは、悪い結果になるよ」の含みがありますが、どの条文を読んでも、その「結果」が、現代のような気がして…。
聖徳太子憲法が発布されて以来、きちんとやって来ていればよかったのに、ですねぇ。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。

2016年06月10日

聖徳太子憲法を読む 龍の謙道 政家憲法 第九条

龍の謙道 政家憲法 第九条

『國を安んずるの本は、五圖の多にあり。
其れ、厥の多きことは米粟の多きにあるなり。
人の世は、衣食木器財の圖に立つ、
然るに食らうに粟少なくば何を以て、田を耕し、蠶を養い、
木を伐り、金を堀り、器を造らしむるや。
悪ぞ、之れを豊かに作らしめ戸に足らしむることをえんや。
米の直銭多ときは、五の直も之れに随て多からむ。
鮮きを以て多を買うときは世の立つ所を失い、民はここに困しみ、
國もここに危うし。』

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昔話の世界ではなく、現実の日本の姿がこうだったんですよね。
まったくもって何も足りてはいないのだけれど、自給自足で一所懸命な状況が、ふと羨ましい気がしてしまいました…。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。

2016年06月03日

聖徳太子憲法を読む 契の信道 政家憲法 第八条

契の信道 政家憲法 第八条

『刑を行うは、政で重きことなり。
以て、之を輙くおこなう則は、先皇の道を失う。天の瞠る
所は専ら、此れ政者にあらむか。刑は、
不孝を一と為し、不梯を二と為し、
不忠を三と為し、不義を四と為せ。
孝悌すたれ、忠義亡ぶ、忠義亡んで亂賊満つ。無道の君者
は、亂賊を悪んで乃れを刑するも、之れ不孝を赦し置くは、
刃を折と雖も治を得ず。あに本亂れて其の末治ま
らむや。』

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不孝は、親に対して。不悌は年長者、不忠は君主、不義は人の道、それぞれに反することを言うようです。
分かりづらいですが、条文の意味するところを噛みしめてみると、ちょっと分かって来ます…。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。

2016年05月27日

聖徳太子憲法を読む 冠の位道 政家憲法 第七条

冠の位道 政家憲法 第七条

『正政の要は良哲を尋ね索して用い得ることにあり。
仁徳無き者は、諸の好に偏れん。
勇徳無き者は、諸の威に怖れん。
義徳無き者は、諸の賂に迷わん。
智徳無き者は、諸の巧に幻らまされむ。

是れ四徳、有るは賢なり。賢は得ること難し。故に一徳に
合う者を賢に代えよ。主上、賢を好みて一徳の者を得うる
は賢もまた来たらむ。』

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仁・勇・義・智を持った良哲が、政治を、是非是非。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。

2016年05月20日

聖徳太子憲法を読む 竹の官道 政家憲法 第六条

竹の官道 政家憲法 第六条

『法度を立つるの道は、先ず上の罪を断つにあり。
上、仁 を盗むときは、下 財を盗まん。
上、公を枉るきちは、下 訴をを枉まん。
上、盗に居りて、下 の盗を刑すれば、日、千頭を刑
ると雖も賊の竭ること無し。
上、枉に居りて、下 の枉みを制えれば、月、萬口を獄
ぐと雖も罪は絶えること無し。』

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 タイムリーな気がフトいたします。役人を束ねるトップの人は特に心すべきことで、この時代にもう、書いてあるじゃありませんか、ねぇ。

 ではまた、来週金曜日に更新いたします。

2016年05月13日

聖徳太子憲法を読む 鏡の智道 政家憲法 第五条

鏡の智道 政家憲法 第五条

『政を為すは寛大を善とせよ。
佳美の法度は尚これ無きに如かず、況んや苛荐の法度に
於いておや、愚豪なる主宰泰平に為さんと欲んで、
蒼思いに任せて、恣に数の條を設く。
民は其の法に迫られて勞て、事は其の制廉に自り出ず、
遂には異積りて風塵を起こすにいたる。
唯、箇の仁と恕のみ泰平に致さむ。』

<続きを読む>

政治家の方々にぜひ知って頂きたい太子憲法。
まだまだ続きます!

来週はまた金曜日に更新いたします。

2016年04月22日

聖徳太子憲法を読む 臺の政道 政家憲法 第四条

臺の政道 政家憲法 第四条

『人情は先に聞くに偏く、故に其の片を先とせざれ。
上と下の訴は、其の罪大底上に有り、
下をのみ囚る則は上は驕り罪は絶ず亂れ茲に發る。
縁を便の訴は、非は必ず政者に有り、
頼に傾く則は政の正を失う。
貧と富の訴は、其の誠の諸は貧に有り、
規さざる則は悲嘆は一に止どまらず。
非政發らば、天下皆晦み何ぞ以て萬機を理めん。』

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聖徳太子の時代~勝海舟の時代~この本が出版された1998年~現在。
この長い年月の間、不変の真理であり、まだ全面的には適わぬ真理です…。

では、次回は5月13日に更新いたします!
が、その前の5月10日20:00~20:54 BS11「あのスターにもう一度逢いたい」は、
三波春夫の巻、です。
ぜひ、ご覧ください!!

そして…、5月11日頃から書店に並び始めますが、
三波美夕紀 著
『昭和の歌藝人 三波春夫――戦争・抑留・貧困・五輪・万博』
(しょうわの うたげいにん みなみはるお)
が、さくら舎という出版社から発売となります。
「三波春夫」をより知って頂きたいと思い、書きました!
お買い求めくださり、お読み頂けましたら有難く存じます。
よろしくお願いいたします。

2016年04月15日

聖徳太子憲法を読む 月の禮道 政家憲法 第三条

月の禮道 政家憲法 第三条

『天は尊しといえども旋りつつ地を包んで譲なす。
若それ高きに亢ぶりて、上に昇る則は天の度に非ず。
地は元より卑して定まり、天を仰いで節をなす。
然るに、定めに反きて下、反す則は地の方を失う。
人は中に在りて、天地の倫に應を法となす。
故に、王者は節を丈て政を底す。
臣庶は敬い格し命に降うべし。』

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良い、「上」の人でありたいし「下」の人でなくては!
ドコにあろうと、謙虚に頑張りましょうっ。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。